インフルエンザ?医療機関へ行こう

インフルエンザ?医療機関へ行こう

毎年、冬に大流行のインフルエンザですが、実は一年中感染する可能性のある病気です。
風邪と間違いやすいですが、一歩対処法を間違えると本人も危険だし、周囲への感染の危険も大きくなってしまいます。一体どうすれば、風邪とインフルエンザを見分け、正しい対応をする事が出来るでしょうか。

インフルエンザ発症時の大きな特徴としては、急な高熱・関節痛・頭痛・全身の倦怠感が挙げられます。しかし、全く同じような症状が出る風邪もあります。逆に、上に挙げた特徴がほとんど出ないのにインフルエンザに感染している場合もあります。
素人判断は危険ですので、まずは近くの医療機関でインフルエンザかどうかチェックしてもらうのが一番確実で早いです。鼻の穴の奥に紐を入れるだけで簡単に検査が終わります。

検査の結果、風邪でしたら、医師の指示に従い処方された薬を飲めば快復に向かうでしょう。

もしインフルエンザ陽性が出ても、今はすぐに治る薬がありますので医師の指示に従えば、問題ありません。
薬局でイナビルやタミフルなどの専用薬を出してもらい服薬すると、症状自体は半日ほど経てば驚くほど落ち着きます。
ただ、そこで楽になったからと言って、外出したり仕事に行ってはいけません。薬のお蔭で治療はすぐに済みますが、インフルエンザウィルスが身体の中から無くなった訳ではないのです。周囲への感染力はまだしっかりありますので、しばらくの期間は通勤・通学が禁止になります。

お子様の場合は、学校保健法で「発症後5日経過後、なおかつ解熱後2日以上経過後」登校しても良いと決められています。社会人は、法律で定められてはいませんが、社内規定がありますのでそれに従ってください。会社には診断書の提出を求められるケースが多いです。
病院では、A型・B型どちらに感染したかを聞くのを忘れないで下さい。そして必ず学校や勤務先に、感染の旨とどちらの型かを報告してください。

あやしいかも、と思ったら、自己判断は止めて病院などの専門機関に頼りましょう。